新世紀のビッグブラザーへ三橋貴明 ¥ 1,365 在庫あり。 ★★★★★ |
新世紀のビッグブラザーへ | |
| けっこう露骨に今現在のできごとを引用して、ディストピアを描くという手法は良いと思いました。 漫画化の計画があるようですが、漫画家さんと、漫画の編集さんのフィードバックを受けて(もちろん、この本の執筆にあたって、編集さんのフィードバックは受けていると思いますが)、表現の仕方がもっとこなれるというか、万人が読みやすい感じになるといいかなと思います。 できれば、多くの表現の道のプロの方のフィードバックを受けて、良い作品(媒体は本ではなくなりますが…)になっていくといいなと思っています。 個人的には漫画だけでなく、OVA作品とかにもなってほしいかなと思っています。かつて北朝鮮や中国の共産主義独裁体制に憧れて、日本を共産化すべく 暴力破壊活動に狂奔していた学生運動くずれの連中や在日韓国・朝鮮人に その中枢を占拠された日本のマスコミは、 来たる次の衆議院選挙において、 日教組を始めとする反日的な労働組合、朝鮮総連、部落解放同盟、韓国民団が全力を挙げて支援する民主党に政権を盗らせるべく、 (↓民主党の正体) http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/15... | ||
思想地図〈vol.3〉特集・アーキテクチャ (NHKブックス別巻)¥ 1,365 在庫あり。 ★★★★★ |
思想地図〈vol.3〉特集... | |
| 東浩紀さんと北田暁大さん集の思想誌第三弾。冒頭のシンポジウムがすばらしい。磯崎新、浅田彰、宮台真司から東さんを挟んで濱野智史、宇野常寛まで。この世代と専門領域のごちゃまぜ感。いきなり「ここでの問題意識の何が新しいのかわからない」という浅田さんが、後半には「新しい問題だ」と立場を変えたり、宮台さんが独特としかいいようのない角度から混ぜ返したりなどなんでもあり。そのなかから参加者の立ち位置や問題意識が明確に色分けられていきます。結論を求めるのではなく、お互いのすれ違いっぷりをまずは認めて議論の土台をつくる。楽しい企画でした。 東×北田の「東京から考える」に天皇制研究の原武史さんが加わった鼎談もいいし、最後の東×宮台の北米講演のレポートもおもしろい。日本文学の作品はそれでも翻訳されているが、批評については「批評空間」以降が皆無だから文脈が伝わっていない、という東さんの指摘が、20年前の柄谷さんの指摘とまったく同じなのに驚きです。普遍語としての英語と日本語の問題を考えると、みんな「日本語が亡びるとき」になってしまうのでしょうか。。。(注:東さんが水村さんと同じというわけではありません。柄谷... | ||
反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)湯浅誠 ¥ 777 在庫あり。 ★★★★★ |
反貧困―「すべり台社会」か... | |
| 貧困問題に鈍感であると反省して本書を読んだ。一気に読み終わり 今までの自分の不明を深く恥じることになった。 自身として マーケットの中、競争原理の下で ここまでやってきている。その間に自分なりに努力してきた点は若干の自負があった。しかし そもそも「『努力して』くることが出来た環境にいた」という点が 自分として全く見えていなかった。「自分一人でやってきた」という自負に かなりの驕りと甘えがあった点を突きつけられたからだ。 本書での著者の最大の目的は「貧困の可視化」にある。本書から見えてくる日本という国の危機的な状況がある。 例えば 今回の経済危機の中で「内需拡大」という話があるとしたら その「消費者」そのものが 内側から崩れてきているということだ。気がついたら 国民のかなりの人が 「消費者」足ることができなりつつあるという事が 日本という国を どこに連れていくのか。そういう議論が もっと経済界からも起こってしかるべきだと思う。 今まで自分でも 安易に「自己責任」という言葉を使ってきた。それは冒頭の自負にも寄るものがあったことが今分かる。本書で可視化されるべきは 貧困問... | ||
子どもの貧困―日本の不平を考える (岩波新書)阿部彩 ¥ 819 在庫あり。 ★★★★ |
子どもの貧困―日本の不平を... | |
| とても身近な問題だけに多くの人に読んで頂きたい。 が、岩波に限らずこういった新書を読む人って少々限られるのが残念なところ。 イメージ的に軽くなるんじゃないか?という危惧もあるが、 まんがというメディアのほうが良かったのではなかろうか? とにかくこの本、こういった(薄い)本では当たり前の 本をよく読む人には読み易いが、あまり読まない人には読み辛い いたってシンプルな(芸の無い)構成で書かれているので読者を限定する。 一千万部程売れて欲しい(読まれて欲しい)本だが、 とてもじゃないが100万部、というか50万部もいかないんじゃなかろうか。 (正直にいえば10万部いかないと思う。) まんがとまでいかなくても、もっと大きなサイズで、大きな文字で、 イラストも多数まじえて、といった本にしたほうが良かったように思う。 サブタイトルの『日本の不平等を考える』もくどいので要らない。 少なくとも月に10冊,20冊と本を読む方よりも 年に数冊といった方の眼に留まりやすい形で出たほうがいい。 そういった方にもっと読んで欲しい本です。 あと、子供に地盤,看板,鞄を継がせたいと考える 『子供』には優しい... | ||
脱「ひとり勝ち」文明論清水浩 ¥ 1,575 在庫あり。 ★★★★★ |
脱「ひとり勝ち」文明論 | |
| 地球の地表面積の1.5%(=砂漠の全面積の7%)に太陽電池パネルを貼り詰めれば、世界中の70億人がアメリカ人と同程度のエネルギーを使った豊かな生活を送ることが可能になる。 この本で提示される未来は、20世紀型の資源争奪によるwin-loseの文明論ではなく、技術的イノベーションによりもたらされる、win-winの新しい文明論です。 技術力も富の蓄積もある日本が今こそ世界のリーダーシップを取って太陽電池による第2の産業革命を起こせるはずだという意見は、非常にポジティブなものです。ただ、無能な政治家や従来のエネルギー産業と利権で結びつく保守的な官僚を見るに、技術以外の部分がボトルネックになり、結局日本が主導権を握るのは無理なのではないかという気もします。 著者も「今すぐに日本が動かなければ、日本が太陽電池のグローバルスタンダードを作る機会を逃してしまう」と述べていますが、本書にも触れられている通り、世界における日本の太陽電池生産のシェアは2005年以降、下降しています。国策に近い形でソーラーパネルを導入するドイツなどに比べ、日本が政策面で遅れていることの証左でしょう。 そういう意... | ||
格差社会の衝撃―不健康な格差社会を健康にする法 (社会科学の冒険2)リチャード・G.ウィルキンソン ¥ 1,995 在庫あり。 |
格差社会の衝撃―不健康な格... | |
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大麻ヒステリー (光文社新書)武田邦彦 ¥ 777 在庫あり。 ★★★★★ |
大麻ヒステリー (光文社新... | |
| 大麻を吸引した力士が解雇されたとき、処分が重すぎると思った。なぜなら、身体依存の少ない大麻は多くの外国では嗜好品として認められているからだ。現在の日本では違法だからある程度の処罰は仕方がなかろう。けれども、解雇するほどのことではない。70年代のドラッグ・カルチャーを知っている者としては処罰の重さには違和感があった。そのうち大学生に大麻が広がっているとして逮捕される学生が続々、極悪人みたいな扱いがされる。いったい、このマスコミの扱いは何だ!? 魔女狩りだよ。夜回り先生も「大麻吸引は麻薬への入り口になるから」いけないと発言、いわゆる「入口論」である。あれあれ、夜回り先生だったらきっちりと「大麻のどこがいけないんだ」と発言すると思ったのに・・・。ただの正義の味方になってしまった。 武田氏は日本で昔から栽培されていた大麻は向精神薬物をほとんど含まない品種だったこと、GHQが押し付けた大麻取締法には科学的根拠が薄いこと、合法的な嗜好品と比較しても害がないことをあげて「大麻ヒステリー状況」に異議を唱えている。基本的には同感である。 ただし、タバコの害に関する見解は伊佐山芳郎『嫌煙権を考える... | ||
ファシリテーション 実践から学ぶスキルとこころ中野民夫 森雅浩 鈴木まり子 冨岡武 大枝奈美 ¥ 1,890 在庫あり。 ★★★★★ |
ファシリテーション 実践か... | |
| 本書の制作をファシリテートしていた方から推薦いただいて拝読しました。タイトルにうたわれたとおり、「実践」と「こころ」を感じる素晴らしい本でした。まず、5人の著者のファシリテーション「実践」の現場が詳しく描かれ、それぞれの方の考え方や信念が見事に伝わってきました。また、スキルに意識が傾きすぎている世の中にあって、どんなスキルもそれを用いる人のマインド=「こころ」があって初めて活きてくるのだということが、文面および行間からひしひしと伝わってきました。ファシリテーションという単語で検索される多くの書籍とは一線を画した、素晴らしい本だと思います。最近見かける本、いかにも「自分にもできそう!」と誤解を生むようなタイトルもあります。 実はそう簡単にはできなかった事が多いのですが。。。 でも、この本は、それぞれの事例がひとつずつ挙げられていて、 理屈だけではなく、臨場感が伝わります。 スキルってなくてはならないものですが、こころがないスキルは 害あって一利なし。 その事をリマインドしてくれる本です。 一度でもファシリテーターの経験がある人にはうなづけそうなことがいっぱい。 PTAの会議などにも使え... | ||
しのびよる破局―生体の悲鳴が聞こえるか辺見庸 ¥ 1,365 在庫あり。 ★★★★★ |
しのびよる破局―生体の悲鳴... | |
| 資本主義とは、端的に人々を病むべく導きながら、健やかにと命じるシステムである。 悪というものが見えない。いまは、悪が悪の顔をしていない。善の顔をしている。 マスコミは、体制の潤油として日常を上塗り(コーティング)する。巨悪を許し小悪退治に余念がない。 末期資本主義、それは物象化・フェティシズムが人間世界全域におよび人格が崩壊(人間であるがゆえの恥辱に抗う魂)し、人間が分断され逆立ちして踊り続けている状態である。 また、資本は反体制・反権力のイデーを含む思考をも静かに和やかに腐敗させてゆく。反体制とは緩衝材、補完物としての一面がある。 マスメディアは体制批判の体裁で免罪符を得ながら体制を補完するから手に負えない。もっともらしい善人ずらには気をつけろ。である。 略するが、私たちはどう生きるか。について末期の眼の視点から記されている。現代の実相を描く作家 辺見庸の最新本。 NHK特集をベースに大幅に加筆・修正された内容となっている。というより、この本こそが底本でNHKがそのテレビ版と言うべきかも知れない。 やはり辺見庸は物書きであると思う。 この著書では生体の悲鳴の根拠を資本そしてIT... | ||
デジタルネイティブが世界を変えるドン・タプスコット ¥ 2,520 在庫あり。 ★★★★ |
デジタルネイティブが世界を... | |
| ・とかくデジタルネイディブ世代というと 他人とのコミュニケーションができない、身体が弱い、集中力がない、 などと言った評価が成されますが、本書はそこを緻密なデータから理論構築しています。 ・結論から言うと、フラットに分析すると、非常にポジティブに捉えるのが良いであろうと。 −知能指数は上昇している −視覚の処理能力が高い −マルチタスクが得意 −人とコラボレーションすることが得意 −多くのデータをまとめ上げること、調査する能力が高い ・デジタルネイディブ世代をどうやれば活用できるかにも丁寧に記述しています。 →フラットな立場ら、非常に参考になる提言が詰め込まれています! | ||
超・階級 スーパークラスデヴィッド・ロスコフ ¥ 3,150 在庫あり。 |
超・階級 スーパークラス | |
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「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)山田昌弘 白河桃子 ¥ 1,050 在庫あり。 ★★★★ |
「婚活」時代 (ディスカヴ... | |
| この二人の共著と言うのはどういう意図なのか理解に苦しむ。山田氏の方は「格差社会」、「ワーキングプア」論と一貫して近年の現象を統計的分析と社会学的考察で論じているのでそれなりに説得力がある。 一方、白河氏の方は自称ジャーナリストの単なる自己PRのように思える。白河氏は「キャリモテ」と言う意味不明の造語を作り、有能なキャリア・ウーマンが結婚するための方法(あるいは、こうした魅力的な女性をゲットできないダメな男性の構図)をWeb掲載しているが、それを本書の後半に引き写しているだけである。常に女性上位目線で、結婚が成立しないのは男性側の責任である、と主張してるだけ。結婚成立の困難さを助長しているだけで、著者達の言う「婚活」時代を何とかしようと言う意図が感じられない。この問題は、少子化問題やワーキングプア論等と絡んだ社会的問題なのだから、単なる対人関係のノウハウ・レベルではなく、もっと幅広い視野を持った人物に執筆を担当して貰うべきだったと思う。あまりにも世間一般と乖離している主張などが多すぎる。 後半の結婚情報サービス会社などの紹介は業者の宣伝と思わざるを得ない程の内容でした。 元々、タイト... | ||
14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に宮台真司(みやだいしんじ) ¥ 1,365 在庫あり。 ★★★★ |
14歳からの社会学 ―これ... | |
| とーってもおもしろいです。タメにもなります。 観念的な言葉がたくさん出てくるので、抵抗ある人もいるかと思うけど、 それなりにわかりやすく書いてくれてるので、 ゆっくり読めば問題ないでしょう。 ただ、他の人もレビューで書いてるけど、 どこか読者の不安を煽る書き方をしてる気もする。 社会の現状を過去の社会と比べて書いてて、 今の世の中の何が問題で、 それに対処するにはどうしたらいいか、書いてる。 けど、最終的な選択権を読者に与える部分で、 結局読者の不安を煽って、自分の意見の正しさを押し付けてるような。。 「○○しないと、キミは××になるけど、それでもいいのかな?」とか。 もちろん、彼の分析は一読に値すると思うので、 軽く読んでみるとおもしろいかもしれません。タイトルに「14歳からの」と銘打たれているが、実際に読んでみると幅広い年齢層に届いてほしいと思わせた。書店は例えば参考書の棚や漫画本の棚にこの本を並べ置くなどして若い世代に何とか届けて欲しい。仕事の事で苦しんでいたり孤独感に悩む大人は是非とも読んでほしい。自分を苦しめている理由が判ればきっと少しは楽になるし、これまでの自分を... | ||
世界がもし100人の村だったら池田香代子 ¥ 880 在庫あり。 ★★★★ |
世界がもし100人の村だっ... | |
| このご時世だからこそ、みなさんにこの本を手に取って読んでもらいたいです?自分がどんなけ幸せであるかがよくわかりますよ?以前授業で子供たちにこの本を見せました。 教科書で世界の現状を伝えるよりも、この本を見せるほうが自分のこととして捕らえられているようでした。 「食糧危機」「戦争」など、どこか自分とは関係のないところで起こっていることではなく、自分も世界の一部なんだと考えるきっかけになったようです。 日本で生活していると、見えなくなっていることが、この本を通して見えてきた気がします。実際に見ることができない「世界」の状況などを、こうして子供達でも実感できる「100」という数字や人数に置き換えているというてんで、大変画期的な本だとおもいます。 扱われている中身の善し悪しは、その時々の目的や場面、相手で議論すればよいとおもいます。 実感が持てない課題や問題のときにこのような方法でイメージを具体的にして共有するということができることが大事だと実感できる一冊です。世界の人口を100人にしたことで、経済の地域格差等が格段に理解し易くなっている。 地球の環境問題が問題になっている現在、この本を... | ||
デジタル社会はなぜ生きにくいか (岩波新書)徳田雄洋 ¥ 735 在庫あり。 ★★★★★ |
デジタル社会はなぜ生きにく... | |
| AfterGates30年とか、世界中でICT推進による global worldが話題とされている今日、 携帯やネットにどっぷり使っている人々(@)、またこれから活用が視野にある人々(A)、或いはこのような社会の情勢にそれ程関心のない人々(B)にもきっと参考になる教養原書と言いたい。 率直に言って、私自身が、このような解説書の出現を求めていたと云へるぐらいだ。 世の中、誰でもが、少しでも、life-costが少なくて、いつ、どこでも、便利、安心・安全であり思うことガ叶えられますようにと願っています。 「それを目指してのデジタル社会がなぜ生きにくいのか」、急速な高度技術の採用の続く経緯と時代の変貌を、多数の実例を取り上げながら納得できる解説書です。 本書を読みこなすことは、groupBの方には、容易でないでしょうが、「はしがき」「あとがき」と目次に目を通されて、「生きるための心構え」6っを獲得されてはと存じます。 group @の方々には、自己のデジタル社会との付き合い方を見直す良い機会となりましょう。 group Aの方々には、身近な事例の原因までは十分理解できなくとも、本書第五章... | ||
17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義松岡正剛 ¥ 1,785 在庫あり。 ★★★★ |
17歳のための世界と日本の... | |
| 著者が帝塚山大学の教授であったときの、学生向け講義を文章化し、増補したものである。 第1〜5講で構成されており、ヒトが直立二本歩行し「人間」となった意味、物語・宗教の成り立ちや仕組み、キリスト教の歴史、日本の神話に触れながら、日本と西洋の違いを説き、それらを踏まえたうえで、新たに西洋と日本の関係を築いていこうと読者(受講の大学生)に問いかけている。著者は答えを示してはいない。 実際の講義を基にしているため、論理的なつながりや、裏づけは不足している感がある。 しかし、著者の言う日本と西洋の歴史を大所にたって俯瞰し、あらたな「関係の世界」を構築することは、大転換期を迎えているであろう日本に求められていることなのかもしれない。 「第3講 キリスト教の神の謎」で、三位一体を「父なる神」、「子キリスト」、ほんとだったら「聖霊」であるべきところ、あっさりと「精霊」との表記。あまりにも基本的な部分での「誤植」または「誤解」で、白けてしまい、続きを読む気が失せました。タイトルは「17歳のための」と書いてありますが、はっきり言って、高校生のころに歴史や倫理の授業に価値を見出せなかった大人たちが読む... | ||
世界がもし100人の村だったら 完結編¥ 1,260 在庫あり。 ★★★★★ |
世界がもし100人の村だっ... | |
| まず、最初に目に飛び込んでくる美しい写真の数々。写真を見ているだけでも、それぞれの現実が垣間見られて、考えさせられてしまう。でも、おそらく、大人が見るのと、子供が見るのとでは、写真だけに関しても、理解することや目にみえてわかってくることは違うのではないでしょうか。一家に一冊持って、年配の人から子供まで、家族みんなで感想を話し合うというのも、いいかも知れません。国連ミレニアム開発目標については、一般的に周知のものとなるには、なかなか難しい点もいくつかあるのではないかと思いますが、この本のように、まずインパクトのある写真とわかりやすい説明でつづってから、ミレニアム開発目標の説明がしてあるので(この説明も簡潔です)、大人から子供まで、結構入っていきやすい内容ではないかと思います。小さな本なのに、この一冊で、みんなが地球の再発見をすることができるのですね!できるだけ、多くの人たちにこの本を読んでもらいたいと、つくづく思いました。しかも読んでいて、勇気をもらえる一冊です。私たちみんなの未来は、私たち一人ひとりが、現実を見つめて、考えていかなければ!言わずと知れたシリーズです。内はいまさら言う必... | ||
社会的排除―参加の欠如・不確かな帰属 (有斐閣Insight)岩田正美 ¥ 1,575 在庫あり。 ★★★★★ |
社会的排除―参加の欠如・不... | |
| 1.内容 ヨーロッパでは、「社会的排除」という語を用いて社会を分析しているが、「貧困」の概念に比べて、苦境に陥っている人の分析に使える。このような問題意識のもと、ホームレスやネットカフェ難民(「ネットカフェ・ホームレス」)などを調べ、陥るプロセスには「引きはがし」と「中途半端な接合」があり、そうなるといろいろなところから排除されてしまっている(場所、住民票がないために選挙に行けない、など)。このような社会状況の改善のためには、現在行われている就業だけの支援ではなく、住宅手当などのお金の支援をも行い、社会的包摂を志向すべきである。 2.評価 著者の主張どおりでうまくいくかはわからないが(日雇い労働はなくならないなどの理由でお金の支援でうまくいくのか、など)、人が排除されるプロセスにはいろいろあることが説明されていること、「貧困」ではなく「社会的排除」を用いる意味がわかること、『生活保護の経済分析』(東京大学出版会)とは異なり需要側の配慮もなされていること、以上3点を重視して、星5つとする。「社会的包摂」(social inclusion)の対概念であるいわゆる「社会的排除」(socia... | ||
動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)東浩紀 ¥ 735 在庫あり。 ★★★★ |
動物化するポストモダン―オ... | |
| 私は著者と同年代なので、非常に理解しやすく、知的好奇心を満足させてもらいました。 今の30代中〜後半で、哲学が好き(読むのだ好き)であれば、ボードリヤールやデリダ の著作を苦しみながらも読んだ人が多いと勝手に思っています(私もその一人) そう言った背景があると、割とさくさくと読めます。 但し、いきなり読むと意味不明の部分が多々あるかも知れません。 オタクを本当に理解していない、あるいは著者はオタクではないという意見もあるとは 思いますが、批評家としての著者は必ずしも誰もが認める「そのもの」である必要はない と私は思います。要素は面白いが、詰めが粗い所が目立つ。 著者が本当にオタク文化を熟知しているのか。 日本社会というものを自身で分析・調査しているのか。 学術的な単語で埋めて、 うやむやにしている気がしてならず 著者の結論や考えの信憑性を疑った。 オナニー文章が点在し、腹立たしくもある。 ただ著者の着眼点には 興味を引きつけられるものが多く 私個人で考えるテーマは与えてくれた。 内容の印象は非常に薄いが、その点では良い本。より簡便に、動物的に欲望を満足させてくれるような、ファー... | ||
社会的な身体~振る舞い・運動・お笑い・ゲーム (講談社現代新書)荻上チキ ¥ 777 在庫あり。 ★★★★ |
社会的な身体~振る舞い・運... | |
| 現代のメディア環境を批評的に認識するための本。第1章では、新しいメディアの出現が「旧世代」からのバッシングを引き起こすのはなぜか?という問題提議から、「メディアは身体化される」というテーゼを打ち出しその身体的能力の獲得や運用に着目することが重要であると述べこの著書全体をつらぬく視点を提供する。こうした切り口はけっこう面白かった。第2章では、「ネットの普及はテレビの影響力を減退させる」といった俗説に対し、むしろネットにそなわったネタ共有機能はテレビをはじめとする巨大メディアの存在意義をこれまで以上に強化する、と指摘。これは中川淳一郎氏の傑作『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)でもより明解に説明されていた論点であるためか、著者の議論はややまどろっこしい感じがした。第3章ではテレビ時代における「お笑い」の変遷を概観しつつ、多くの視聴者がコミュニケーション的に「消費」しやすい一発芸、キャラ芸が現在流行していることの意味を問う。これに続けて第4章では、まるで「ゲーム」のように「楽しい」からこそ皆が参加する、ネット社会における新しい「社会運動」の構造を分析する、となかなかあわただしい立論が... | ||